フランス語で頻繁に使用される déjà は、文脈次第で様々な意味を持ちます。通常は過去の時間概念を表しますが、驚きを示すこともあれば、「これは何だっけ?」といった文では記憶との関わりを示すなど、その用法は多岐にわたります。
先立性を表す déjà
déjà の最も一般的な用法で、行為や出来事が現時点よりも前に起こったことを示すために用いられます。
例:
- Il est déjà parti. (彼は既に出発しました。)
- J'ai déjà vu ce film. (私はその映画をもう見ました。)
驚きや信じがたいという気持ちを表現する déjà
déjà は、何かが予想以上に早く起こった、または起こりつつあることへの驚きを表すためにも使われます。
例:
- Comment, tu es déjà de retour ? (えっ、もう戻ったの?)
- C'est déjà la fin ? (もう終わり?)
"C’est quoi déjà?" などの質問における déjà
質問に用いられた déjà は、忘れてしまった、またはとっさに思い出せない情報の喚起や確認を求める役割を果たします。
例:
- C'est quoi déjà, le nom du réalisateur ? (監督の名前、何だったっけ?)
- Il travaille où déjà ? (彼はどこで働いているんだった?)
肯定や否定を強める déjà
déjà は肯定や否定を強めるために用いられることがあります。不足や制限があることを強調する場合にもよく使われます。
例:
- Avec ce que ça coûte, tu as déjà de la chance d'y aller une fois ! (その費用を考えると、一度行けるだけでも運がいいよ!)
- Je n'aime pas trop les sucreries, déjà que je ne mange pas de chocolat. (私は甘いものがあまり好きではない、チョコレートは食べないし。)